天国大魔境(1) (アフタヌーンコミックス)

天国大魔境(1) (アフタヌーンコミックス)

天国大魔境(1) (アフタヌーンコミックス)内容

美しい壁に囲まれた世界で暮らす子供たち。少年・トキオはある日、「外の外に行きたいですか?」というメッセージを受け取る。一方、外では、マルとおねえちゃんがサバイバル生活をしながら、天国を求めて、魔境となった世界を旅している。未来の日本を「あね散歩」。二つの世界を縦横無尽に行き来する、超才・石黒正数最新作、極大スケールでスタート!!

天国大魔境(1) (アフタヌーンコミックス)口コミレビュー

作者の作品はそれ町以外も大体読み、やっと新連載だ!とワクワクしていましたが(YouTubeにあげられていたトレーラーもとても良かった)…この1巻を読んだ限りでは残念ながら面白いとは思えませんでした。1巻だからまだ全貌はわからないということは十分承知していますが、それにしても「続きが気になる!」とは思えないほど謎が無駄に点在しており、どこに焦点を当てればいいんだ?と。物語のヒキが足りないと思います。正直言ってこれは「キャリアを積んだ石黒正数氏」だからこそ売られたもので、もし無名の新人作家がこの一冊を発表していたならば誰も見向きもしないと思います。まず石黒氏の絵はとりわけSFアクション向きの絵柄というわけではない。それをあえて活かすことができていない。構図も躍動的なカメラワークがない(それ町ではそのほのぼのさが逆に良かったのですが…)。全体的に画面が白い(これもそれ町では…以下略)。設定やキャラクターにも既視感がある(AKIRAに寄りすぎ!)。この物語はこれから壮大な構想があることは伺えます。でもそれがわかるまで、読者をワクワクさせ続ける力があるのか?今後、石黒氏の力量が試されると思います。とりあえず2〜3巻くらいは買いますが、それでも同じ調子だったらもう追い続けないかと思います。あと個人的に作者のどの作品を読んでも思うのですが、ちょくちょく(わかる人にだけわかるような)ネタとしてサブカル的な衒学さが漂ってるのが鼻につきます。。。

『それでも町は廻っている』で知られる石黒正数氏の最新作。子どもを育てるためだけの閉鎖的な世界と崩壊した東京における物語が、並行して進む構成になっている。描き方は説明的でなく、謎が徐々に明らかになっていくため、ミステリー的。他方、怪物との戦闘もあり、アドベンチャー的でもある。残酷な描写もあるシリアスな物語だが、冗談を織り交ぜつつ、暗くはない。グロさえ問題なければ広くお勧めできるが、「こういうものを読みたい」と先入観が固まっている方の中には、肩透かしを喰らう人もいるかも知れない。謎は多いが、何となく話の輪郭は掴める感はある。子どものための世界へ侵入する人物はトキオに似ているとあるから、崩壊した東京のマルがその人物なのだろう。とすれば、この二つの世界は同時代だ。崩壊した東京には怪物が出現し、子どものための世界が閉鎖されていることから、大人によって一部の子どもたちが怪物から守られているのだろう。子どもたちは驚異的な運動神経を持っているから、成長すれば怪物を倒し得るのかも知れない。マルは薬を天国に届けることを使命にしている一方、子どもの一部やマルの保護者に当たる人物が発疹を起こしていることから、薬がなければ成長する前に命を落としてしまうのかも知れない。とすると、大枠としては、マルが薬をトキオに届けて、成長したトキオの力で怪物の親玉を倒し、世界を救うという感じだろうか。この推論は1巻を読んでのものなので、全く異なる展開になるかも知れないし、私も想像を裏切られることを期待するが、このくらいは考えられるので、読んで全く意味が分からない話というわけではない。むしろいろいろ想像するのを楽しむ作品だろう。率直に面白かった。次巻も読みたい。

それ町でもたまに突拍子もないSFがありましたが、天国大魔境を読むと作者はSFをやりたくてうずうずしていたのだろうなと思います。ただ、読むときに、SFのレベルを、現実的な未来SFに照準を合わせれば良いのか、それともファンタジーSFに照準を合わせれば良いのか、迷うところがあります。それ町のSF話題の回がそうであったように。また、設定や絵柄が大友克洋や岩明均の影響を受けているようにも感じ、少し変えれば良いのにとも思ったのですが、これはこれで読者を煙にまくストーリー展開に持って行くためのネタだったりしやしないかとも思いました。物語は、あいかわらずの伏線を張り巡らせており、先が楽しみの物語です。

閉じられた施設と荒廃した外の世界、2軸で進む近未来SF。第1話を読み始めると、施設には不思議な感じの子供たちが生活していて、色々とはてな?な感じがします。第2話は、外の世界を旅する少女と少年。少年は施設にいた少年に良く似ているし、少女も施設にいた少女に似ている。外の世界の話が進むごとに世界の様子は分かってくるが、施設の話が進むごとに謎は増えていく。今後どのように2つの話がクロスして行くか、楽しみにしたいです。特に施設内の不思議なことはこの先色々と謎が繋がっていくでしょう、コナの描く不思議な絵やアンズの予知能力など。しかし今回は結構、先生が好きなAKIRAに寄せてきてる感じがします。それ街でもたまに大友風の描写がある回はありましたけどね、今回は所々タッチがそれっぽいです。

このマンガがすごい2019オトコ編一位おめでとうございます。まあ作者が言う通りまだ評価していい段階かわからない序盤な内容でしたが、個人的にはもうすでにお腹いっぱいかな。作者の作品は外天楼だけ読んだことありますが、外天楼は面白かったけどこれは特になんも思わなかったです、つまらなくはないですよ決して、ただもうお腹いっぱい

これまでの石黒作品は毎回楽しんできました。しかし、今のところ、今回は一風変わっています。ミステリー感はあれど、ユーモア感が薄い。ミステリー一本で勝負するねらば、まだまだ展開が物足りない状態です。続巻を読んで判断します。

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