インゴシマ (9)
インゴシマ (9)内容
森の庵に暮らすマオモとマイルの元で不思議な共同生活を始めたまんじゅうとサイコ。マイルが「カタキを取る」と誓って手を合わせるのは、かつてガモウから理不尽な死を強要された父親の遺影だった。一方、アキラの洞窟に戻り、偵察から得られた情報を高崎たちに知らせる啓太。加奈と茜は若林とともに生きていた。そして葵も、島の王ガモウの「ヨメ」として命を繋いでいた。赤城はエギの会場で確かに薫子を見たという。その全員を連れ戻すために、立案した作戦を説明する啓太。力を貸して欲しい、必ずみんなで家に帰るんだ――迫りくる刻限が一筋の希望すら押し潰してしまうのか――僅かな可能性にでも賭けるその意志が切り開く時間をこそ明日と呼ぶのか。時とともに流れていく血と運命が綴る、トライバル・サバイバル・ストーリー!
インゴシマ (9)口コミレビュー
脱出のリミットである嵐が近い。ついに村の一角に火を放って騒ぎを起こし、その隙に3手に分かれて救出対象に迫る啓太たちだったが……。 敵が大人数でまともにやったら勝てない、という割には特に驚くような作戦もなく、ちょっとの陽動で啓太があっさり葵のところに現れたのは地理的にどうなっているのとかボスの居住区なのに護衛は、など色々疑問が(笑)。護衛のジウベエ、強い橘にうれしかったのか若干手を抜いているしなあ。とっても強い高校生たちも幹部クラスたちが出てくるとやはり苦戦。結局、実感として戦力差がよく分からないけどそんな少人数で突っ込んでも無理じゃね? と思って見ていたらやっぱりダメそうで最終決戦的な盛り上がりにはならず。脱出失敗で次の嵐が来るまで島内を逃げ回る展開になるのかなあ。 まあ一応島人として迎え入れられてしまった若林も裏切るタイミングが難しく、一方で敵方にもボスのガモウに忠誠心を持たない者もいるなど人間関係で動きがありそうなのと、捕らわれの少女たちが弄ばれる巻末の番外編は結構エロかったので星4キープ。おクスリでラリってヤられるのは微妙に好きじゃないけれど(笑)。
最初は割とスピード感があったと思うのですが、最近は話がなかなか進まずにマンネリ化してきたような。登場人物も増えてきてごちゃごちゃしてきたのが残念です。
まあしかし。2転3転するんでしょうね。さて、作者はメインヒロインを大事にするのかしないのか。
絵が綺麗