ブラッドハーレーの馬車

ブラッドハーレーの馬車

ブラッドハーレーの馬車内容

資産家・ブラッドハレー家の養女になることが、孤児院の少女たちの憧れだった。ブラッドハーレー聖公女歌劇団で華々しく活躍する……そんな期待に胸を膨らませた少女たちがたどり着いた先は、暗い暗い塀の中。恐ろしく壮絶な悪夢が始まる――。

ブラッドハーレーの馬車口コミレビュー

ブラッドハーレー家の養女になった孤児の女の子たちが絶望のどん底に叩き落されて、そして辱められ孤独に死んでいく話でした。時代が時代で世が世ならこういった話の設定は世界のどこかでもしかしたら人身御供のように起きたかもしれないストーリーで、作り話の漫画だと思っても同じ女として大人として胸が悪くなるような描写が数多くありました。2話目の友達を読み終わったラストのページに描かれた建物の作りを理解した瞬間、本当にどこにも救いは無いのだ!と理解できた瞬間に最後まで一気に読み切りました。ブラッドハーレー氏がこの地獄の全てを作り出したのに最終話のマリラの回想で、氏自身も没落に向かっているのにそれでもこの地獄を止めることのできない立場にいるのだと暗示しているかのようでゾッとしました。何かの教えや教訓等はない、ただただ読み終わって茫然とするような話なのに嫌いになれない話でした。あまりグロや暴力に耐性のない方にはお勧めできないのでまず無料で読める範囲で読んでこの薄暗い雰囲気が大丈夫かどうか確認してから購入された方がよいかと思います。

購入を考えている方には以下の注意が必要です・さほど直接的な残酷描写は少ない・極めて陰鬱で物語に救いがない・結末もまとまってはいるが爽快感はない・絵が細かく美しいゆえに情報量が多く、さらっと読み流せない 暗く、西洋の古風な雰囲気(漫画でいうとイノサンやアンダーザローズが近いかも?)が好きな方には向いているかもしれないです。逆にただスプラッター描写を手軽に楽しみたい方は肩透かしをくらうかもしれません。そこよりも画面の演出や話の展開にエグさを感じて、そこを楽しむ作品なので……。エルフェンリートという同じく少女達が辛い目にあう漫画を読んだときにも思いましたが、この作品もまたうまく言えないが心に残る、という感想が浮かびました。もちろん萌え要素などは表紙からして感じないと思いますが、似た系統としてはあの作品が楽しめれば読める漫画だと思います。ここからは個人的な感想です。残酷で救いのない設定が奇抜な為そこばかり注目されてしまいますが、多分作者の一番描きたいものはそこではないのではないかと思います。作品の残酷さは少女達のささやかな願いや夢の美しさ、また悪い意味ではくだらなさ、醜さを引き立てるスパイスとして使いたかったのではないでしょうか。だからこそ直接的な虐待シーンなどは少ないのだと私は思います。(他の方が感想にしているように作者さんが照れているのか謙遜したあとがきを書かれていますが、ただのエロでは済まない、これを描きたかった、という思いがじわじわと伝わってきます)ツッコミどころとしてはひとつだけあり、他の方と同じでいくら囚人とはいえそこまで暴力を振るうだろうか?という点です。作品自体に残酷すぎる!と感じたわけではなく、純粋に男達があそこまでする意味を感じませんでした。作中の描写のように少女に同情をする男はあまりいないかもしれませんが、様子を見るとそこまで残忍な凶悪犯が収容されているわけでもなさそうでしたし……。必要以上に少女を傷つけなければ気が済まないほど囚人達が酷い扱いを受け、過酷な労働を強いられていたとしたらストレスも溜まって暴力的になるでしょうが、そのあたりの説明は無かったのが唯一納得いかなかった点です。余談ですが正直な話本棚に置きたい作品ではないので、Kindle版にて購入しました。多分知人の家にあったら引いてしまう一冊ですw

救いのない話ということで、もともとこの手の作品にそこまで手を出したことがなかったのですがちょっと興味本位のほうが上回ってしまい思わず購入して読んでみました。時期的には第一次大戦がはじまる直前の西洋。貴族がどんどん力を失っていく中、何とか地位を確立しようとした国と癒着するために生み出されたとんでもない法律と、それを覆い隠すために煌びやかな舞台を利用した腐敗貴族と、それに翻弄される孤児の少女たちのなんとも痛々しく救われない話が描かれています。話の中心は少女達側からの視点で語られることが多く、中には囚人側だったり看守側、最後には貴族側から少し語られる感じで、ブラッドハーレー家と孤児の少女、1.14法案というすべて共通の世界観の元、様々な少女たちの物語が描かれています。最初の方にこの法律が一体どういうものなのかが、1、2話で語られ、3話以降は別の側面から物語が語られることになります。基本的にエログロはこの1,2話のみですので、エログロを期待して買うと少しがっかりする内容なのかもしれません。独自設定ではありますが、しっかり時代背景的な雰囲気や設定に基づいてしっかりお話を書かれているので話として破たんがなく面白いです。3話以降はブラッドハーレー家に実際に養子として迎え入れられた子が、ちゃんと舞台に立って公演しているが・・・ひょんなことから ああ ってなってしまう話や刑務所内で、少女達とは違う視点の者たちからの話だったり、殆どの人は気づかずに終わるが、たまに気づき始める人もいて・・・そういう人たちは・・・ っていう感じの話が、単話読み切り形式ではいっています。色々黒くて真っ黒で救いはないのですが、疑問に思わず次から次に騙され続けていってしまう少女たちはかわいそうです。しかし中世ヨーロッパは、平気で人の女寝取ったり、自分の兄弟ですら手にかけたり、貶められて、この本の少女たちと同じ運命をたどる貴族たちも史実としていたことを考えるとなかなかリアリティがあってなんとも言えなくなってしまいますね。個人的には第4話の家族写真が好きです。。

エロ漫画を描こうとしたら猟奇的な作品になっていた(意訳)。何を言っているのか分かりませんが、確かに作者さんはそうお話しされていました。沙村広明の作品でもっとも凄惨な物語として有名なブラッドハーレーの馬車。いかついタイトルですが、内容にはそんなに関係なさそうです。舞台は今から100年ぐらい前、英国型議会のある西欧のどこか、という割かしざっくりとした設定のようで、孤児院と刑務所が出て来ます。なぜ、孤児院と刑務所なのか?その二つの施設の結び付きとは?そこは、是非ともご自身の目で確かめてください。

沙村先生といえば、無限の住人が有名ですが、このブラッドハーレーの馬車は隠れた名作です。正直、アブノーマルです。性癖が歪みます。いわゆる胸クソがつまっていますが、芸術作品としても完成していると言えます。

他の方も言うように、かなり胸くその悪い話でした。しかもこれ、キャラ名等はともかく某国が国主導でしていた実話なんですよね。力の無いものを権力を傘に踏みにじる。あの国は中世のころから宗教やらで腐ってるから…..。最期のオチは幾分救われましたが、いっそのこと国の中枢機関に……何でもないです。

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