新装版 ラブひな(1) (週刊少年マガジンコミックス)

新装版 ラブひな(1) (週刊少年マガジンコミックス)

新装版 ラブひな(1) (週刊少年マガジンコミックス)内容

赤松ラブコメをもっともっと! 景太郎&なるが帰ってきた♪ 子供のころに少女とかわした「いっしょに東大へ行く」という約束を守るため、浦島景太郎は2浪中。家を追い出された景太郎は祖母が経営する温泉旅館を頼るも、旅館は男子禁制の女子寮「ひなた荘」になっていた! 行きがかりで「ひなた荘」の管理人になった景太郎。成瀬川なるをはじめ、いろんなタイプの美少女に振り回されながらドタバタ受験生生活をスタートさせる!

新装版 ラブひな(1) (週刊少年マガジンコミックス)口コミレビュー

買う気はなかったのですが、往年の名作がもう一度読みたくて手に取ってしまいました。あり得ない設定ながら何度みても面白い。1巻はひたすら各キャラの紹介の話が続くわけですが別に説明的にもならず、きちんとストーリニーに織り込んで紹介しているのがやっぱりベテラン漫画家さんですね。楽しかった!

だすならカラー版でだしてほしかった

ハーレム状態でキャッキャうふふしてめでたしめでたしこの人の漫画は大概こんな感じなのでつまんないですファンや面白いと思う人が求めてないのかもしれませんがキャラよりシナリオがもっと重要視されてほしいかなと思います

この漫画、リアルタイムで読んでいなかったのである。というか、かってに改造と一緒に馬鹿にしていたのである、きちんと読まずに。第1話では出だしの幼少期の思い出話…同じ年頃の女子といっしょにトーダイいこうねという約束をする回想から始まり、主人公の浦島景太郎が祖母の経営する旅館へとやってくる。二浪、女にモテない、何の取り柄もない…という己のボンクラっぷりを独り言で喋り続ける景太郎。旅館には人が居ない。この後、彼は風呂に向かうのだが、風呂に向かう前から「絶対にこの後、裸の女子と鉢合わせるんだろうなあ」と先の展開が手にとるように予想でき、その想像通りの展開が待っている。痴漢扱いされた景太郎は旅館の中にいる女子達に追いかけられ、ようやく知人のおばさん(若いお姉さんだが)に助けを求めると、旅館は女子寮に変わっていたのだという余りにも素晴らしい事実が明らかになる。そして祖母から旅館の経営者を継ぐ資格を得るというスーパーご都合主義によって景太郎は自分以外は女子しかいない旅館で東大目指して勉強に勤しむのだった…いや、勤しまずに女子たちとイチャイチャするだけなんだけどね…。女子はツンデレ本妻、年下のロリ娘、褐色外国人、セクシーなお姉さん、クーデレ和風とテンプレの極みのようなメンツが揃っており、本妻のなるは予備校で地味めのメガネ女子に扮していたり、コタツがあれば当然不可抗力で中に潜り込んでしまったり、しょちゅうラッキースケベ展開が連発するなど、ストーリーもテンプレの連続であり、もう読まなくても先の展開が想像付いてそのとおりになる話ばっかである。当時、まだ子どもだった自分ですらオタクの妄想ダダ漏れやんけと乾いた笑いが漏れ、幼い頃の”やくそく”なんて後生大事にしてんじゃねえよと思ったものだが、そんな自分は現在いい歳こいたオッサンになっても美少女漫画だのティーン男女のイチャラブ漫画だのを喜んで読む人間になった一方、作者の赤松健先生は表現の規制やらの問題で業界の先頭で頑張っていらっしゃる立派な方になっており、救いのないのがどちらかは明らかなのであった。後発への影響、という点を見ても、例えば幼い頃の約束という物語の始まりはそのままニセコイに流用され、恥も外聞もないハーレム構造というのもToLOVEるやゆらぎ荘の幽奈さんが本作の影響を受けていないと言うのは無理があるようにも思える。例えばハーレム漫画をこねくりまわした売れっ子時代の江川達也の漫画のように、読者は言い訳を求めていたのだと思う。いや、江川漫画はただエロハーレムをやってるんじゃなく、これは数学ですから!自分はエロハーレムじゃなくてそのインテリジェンスに惹かれたんですよ!みたいな。その壁を取っ払ったという点に於いて、ラブコメの歴史への本作の功績は大なり小なりあるのは間違いないだろう。例えば一昔前に、二十歳過ぎくらいの年齢だった男が最近流行りのアニメを観ようかなあ、と思ったときはどうしてもカウボーイビバップとか攻殻機動隊とか人狼とかその辺の、観ても恥ずかしくなさそうなところから手を出すのではないだろうか。美少女アニメはなあ…っていう偏見があって。そんな時に「涼宮ハルヒ」というアニメが、「時系列シャッフル」とか「第0話のメタ演出」「ライブシーン」が凄い!と話題になるとだったら観ても大丈夫、「らきすた」も同じ京アニだから大丈夫!「かんなぎ」もらきすたと同じ監督だから、「かみちゅ」はかんなぎの脚本家だから、「とらドラ」も単純なラブコメを超えた名作アニメだって言うし、「けいおん」も話題になってるし京アニだし…けいおんがいいなら同じきらら漫画の「ひだまりスケッチ」だって…と言い訳を拡大していくうちに美少女アニメを自然に観るようになってくのではないか。その言い訳とは誰にするでもなく、自分にしているだけなのだが。…自分の周りだけかもしれないが、「幽遊白書」がバトル漫画に転向しだした頃に、男子の間でこの漫画が面白いと言いづらい空気があったのである。元は少女漫画風の人情路線だったし、蔵馬だの飛影だのと美形が出てくる漫画を面白いと言い出し辛い空気というものが。そこで誰かが弱々しく「実はあの漫画面白いと思っててさ…」と言うと「実は俺も」と皆が名乗りをあげる、という事があったのである。このように誰にも聞かれていないのにゴニョゴニョと言いながら作品を掘っていくような人間…まあ、自分の事なんだが…が作家と受け手双方に少なくないであろうエンタメに於いて、恥も外聞もないオタクの妄想ダダ漏れ漫画を直球で描いてみせた本作とは、その扉を開いて後のカルチャーに多大なる貢献したのではないかと思うのである。世間の嘲笑を受けながらも、一部の人間たちに「此処まで恥も外聞もなく自分の妄想を垂れ流してもいいんだ!」という感動を与えたのではないだろうか。手塚治虫がアニメの扉を開いたように、赤松健先生は本作で別の扉を開いたのである。その扉の向こうに後から入っていった私などは黙って頭を垂れるしかあるまい。

最高

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