天国大魔境(3) (アフタヌーンコミックス)

天国大魔境(3) (アフタヌーンコミックス)

天国大魔境(3) (アフタヌーンコミックス)内容

廃墟と化した未来の日本。マルとキルコは、どこにあるともわからない「天国」を目指して旅を続けていた。「天国」のヒントを求めて東京にたどり着いた二人は、今後の活動資金を得るべくひと稼ぎすることを目論む。一方、トキオが暮らす高い壁に囲まれた緑豊かな学園では、原因不明の病で容体が悪くなる子どもが現れたりと、不穏な現象が起こり始める。世界の秘密が紐解かれるたび、世界の複雑さは混迷を極めてゆく。荒廃した世界をサバイブせよ!

天国大魔境(3) (アフタヌーンコミックス)口コミレビュー

アガペからのファンですアガペは原作つきで石黒さんは絵のみその原作が崩壊しすぎてましたがヘタウマな絵に味があると全部よみましたそれ町でアガペの人だなと手に取りその面白さにすべての作品を揃えましたそれ町とフルットが大好きですんで辛口になりますが、石黒さんは多分長編は向いてない短編連作は面白いんですしかしこの天国は‥‥つまらないエロもつまらない、下手にエロいれないでほしい二つの世界の書き方もへたくそすぎて、一回読んでそのままになってるそれ町は何回読み返しても面白いのに‥‥天国は買って読んでもういいやになってる短編連作方式にしてくれたらもう少し面白いのかも知れないなぁ

とりあえず、あちらとこちら2つの世界が交互に描かれています。謎が謎を呼び、少しずつ接点が見えてきた頃とも言えますが、そのためか、情報量の多い話が多くなりました。しばしば挟まれる、どうでも良さそうなボケやギャグについても、核心部分を隠す撹乱の意味合いもありそうです。また、登場人物に味があり、ホテル王を目指す少女があったり、こんな時でもデモ活動をする人々などが普通に存在しているのが面白かったりします。大切にアレの部位を持ち歩いていたオッサンとか、異様に人間味を感じますが『人魚の肉』のような不老不死のアイテムは、こういう世界でも出てきがちです。ネットから簡単に情報を得られない世界だからこそ、口コミや言い伝えなどにオカルト要素が交じるのも必然です。そのお陰もあって、情報量が増えていますが、登場する人々が限られた情報下であたふたする姿も作品の味と言えるでしょう。作品は、ある種の冒険譚と言えますが、このような荒廃した世界が舞台となるとどうしても『生』の部分を主軸に描きがちです。ラブコメ的な要素を入れるものもありますが、あまり積極的ではありません。そんな中、この作品が『性』を積極的に描こうとしている点に興味を感じます。おそらくは、生と性は何らかの核心に関わるキーワードなのでしょう。生殖という生物的なものや、恋愛といった感情的なものだけでなく、本能優先の衝動的なものも描かれていて、まだ十分な世界観は掴めませんが、リアルに人間が生きている様子が伝わってきて、その世界観に引き込まれます。色々と情報が入り混じった中、分かったようでよく分からない。もやもやした感じですが、ボーッと考えている暇も与えてくれません。ええっー?!と声が出そうな場面で次巻に続きます。発売日に次巻の発売が待ち遠しくなりました。

この作品は本当に人を選ぶと思います。ただ単に、それ街等以前の作品のファンなら必ずこの作品も好きになるという訳ではありません。私も前作は大好きなのですがこっちはちょっと受け付けなくなってきました。みもふたもない言い方をすれば、つばな作品を悪い意味で気持ち悪くしたような感じです。特に性的な要素、女の体に男の脳、男と思ってたら女、平気で性行為をする幼女とかそういう要素が繰り返されて気分が悪い。

“作者が本来描きたいもの≠世間が求めているもの”とは言いませんが(売れてなくても面白い作品はたくさんあるので)、”作者が本来描きたいもの≠面白いもの”の最たる作品となるのではないでしょうか。いろいろとツッコミたいところはありますが、一番気になるのが話のテンポの悪さ。作者の持ち味であるテンポというものが活かしきれてないのか、元々作者も理解してないのか。シリアスな話の流れにもっていきたい。リアルな戦闘シーンが描きたい。その気持ちは伝わってきますが、そこに(今まで得意としてきたような)庶民的な幼さの残るギャグが入ると物語に没入できません。作者としては「どう?他の似たような作品にはこういうのなかったでしょ?面白いでしょ?」という意向なのかもしれませんが、正直シラケます。ストーリーについても風呂敷を広げる以前に、でかい風呂敷を持ってるのはわかるけど中身を見せなさすぎでしょう。知識だけでは面白い漫画は描けないという良いお手本になりつつあります。もはや「どこまで面白くなく描けるのか見てみたい」、そんな理由で今後も購読するつもりです。元々はファンなので「過去にこんなこと言ってすみませんでした」とこちらに謝らせるくらい面白い展開に持っていってほしいです。

 荒廃した街で生き残った人々のサバイバルな暮らしと、謎のハイテク施設内で育てられる子供たちのどこか不穏な日々が交互に描かれる奇妙なSFの3巻。話の進み具合は今までと同様、割とじっくりのんびりしているので2巻までで早くもつまんなーい! と思った人にはこれで3アウトかもしれませんけれども、「復興省」「お迎えの日」「不滅教団の怪物」など背景が徐々に見えてきて面白くなってきました。物資を漁るキルコとマルの描写は半分日常物のテイストまであるので必ずしもテンポがいいとは言えませんが、信用しがたい人々とやり合いながら「天国」の手がかりを求めて進んでいく旅路はなかなかスリリング。しかも何かと生々しく、今回はちょいエロシーンも増量です……石黒先生、『LO』でも連載持てるんじゃなかろうか(笑)。 ハードながらもどこかコミカルな雰囲気で来た「天国探し」はしかし終盤で急変。一体どうなってしまうのか、次巻もとっても楽しみです。  半ばバレてしまったトキオの「犯行」。しかし、ああいう施設だとみんな支給された同じような靴はいているだろうから靴跡だけで分かるのかいな(笑)。

「エロが気持ち悪い」というレビューが散見されますが、この漫画はジェンダー平等的価値観を内面化していてとても先進的であると思います。「女の体に男の脳」は分かりやすすぎる表現で誤解を招くかもしれませんが、性自認が女性ではない女性の苦悩を的確に表現していると思いますし、ほかのキャラクターによるそれ自体に対する差別的な言動などは一切ありません。施設内の少年たちも、(作中における意味は明かされていないが)性別がわからないようになっていて、性役割を一切押し付けられずに育っていることが示されています(ひょっとして自分の性別も知らされていない?)。トキオが胸を見せるシーンは、我々にジェンダーバイアス的先入観を気付かせるための大変重要な描写で、大変素晴らしいと感じました。ホテル王の少女の件にしても、単に我々の現行法にそぐわないという理由で誤っているとすることはできないと思います。この漫画の世界に同意のない性暴力は存在せず、その意味で、非常に優秀なジェンダーの教科書だと思います。この漫画を気持ち悪いと思うなら、それはあなたが歪んだ価値観の下で育っていることを示しているにすぎず、思うに作者の思惑通りなのではないかと思います。

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