エロマンガ先生(3) 妹と妖精の島 (電撃文庫)

エロマンガ先生(3) 妹と妖精の島 (電撃文庫)

エロマンガ先生(3) 妹と妖精の島 (電撃文庫)内容

「『夏の取材&執筆合宿』! あんたたちの夢を叶えるためには、必須のイベントよ!」 無事に『妹小説』を書き上げた和泉マサムネは、売れっ子作家・山田エルフの誘いで彼女の所有する南の島にやってきていた。 引きこもりの妹・紗霧の件もあり、合宿に乗り気ではなかったマサムネだが、他ならぬ紗霧からの“後押し”や、ムラマサ先輩の参加もあって、この合宿を有意義なものにしようと意気込むが……。 「二人で遊んでましょう!」仕事そっちのけで遊び始めるエルフ。 「こ、こんな水着で……外に出るなど」 エルフにハメられえっちな水着を披露することになってしまったムラマサ先輩。他にも新しく出来た執筆仲間やエルフの兄の登場など、マサムネはじめての執筆合宿はどうなってしまうのか――?

エロマンガ先生(3) 妹と妖精の島 (電撃文庫)口コミレビュー

表紙のムラマサ先輩は髪型が他のイラストと異なっていますが、これも可愛さがあると思います。

エルフ先生の別荘での神秘的な光景の描写がとても素敵でエルフちゃんが好きになりました。そんなに期待してなかったけど良かった!

とにかくイラストがいいかわいいしそして、マンガはやはり読みやすい。

挿絵が最高ですムラマサが可愛い過ぎる!!店頭で買うのが恥ずかしい方はここで買っちゃいましょう

大したことではないことを大げさに書くと、かえってしらけてしまうものだ。真実は割とさらっとかかれないといけない。当たり前のことの素晴らしさを際立たせるためには、そこを特別扱いするのではなく、ただ一つ一つを動きを丁寧に描写することが大事。この作者は、そういうコントラストの使い方が非常にうまい。この物語のメインは明らかに、秘密の島でのバカンスだったが、物語として動いたと言えるのは明らかに、ラストでの妹の変化だった。動と静。当たり前のことなのだが、意外と純粋な小説を書く人が落ち込むドグマだ。真実の羅列は疲れる。もちろん、そうあってほしいとはいつも願っているけれど、ただ真摯に向き合うだけの物語は息がつまる。だって人は、どんな人でもおかしな部分を抱えたまま生きるものだから。だから人生は複雑なのだ。妹の問題は相当深刻だ。だが、それを深刻に捉えすぎないよう、それでいて目を逸らさないでいようとするのはとても難しいことだ。鈍感系の主人公は時に神のように読者に映るが、結局のところ、本当にそこまで鈍感になれるのは神様くらいだからに他ならない。神様だから、当然モテる。人間はそんなに自分を見失わないままに生きない。いろんな言葉に振り回されて、だんだん自分がなんなのかよくわからなくなる。それが普通だ。主人公に読者が共感する部分があるとすれば、それは信念だろう。ここでは作者がむき出しになる。当たり前だ。これは楽屋オチでもあるのだから。さて、物語の核心はやや低温ながら、確実に前に一歩踏み出した。真実はいつも残酷だ。切り取られた断片はありふれすぎて、それでいてそうあってほしいと誰もが願う方向。部屋から出よう。みんなとふれ合おう。その一歩を踏み出したヒロインに、自分を語る偽物が、本物を偽物呼ばわりする。作り物の自我に本物も偽物もあるだろうか。ヒロインには、いやが上でも自分と向き合わなくてはいけない時が来ているようだ。ヒロインが自分自身になる日。そんな日が、遠からずやってくるのかもしれない。

とにかく☆5付けたかったので。1巻当初は、「この(女の子キャラsの)布陣はなぁ・・・」と思ったのですがどんどんどんどん掘り下げる掘り下げる!今や魅力の虜です。続刊を楽しみに正座待機いたします。

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