オレが私になるまで 3 (MFC)

オレが私になるまで 3 (MFC)

オレが私になるまで 3 (MFC)内容

女の子にも、慣れました。自分の『性』を受け止めつつある元・少年藤宮アキラ。調理実習海水浴男女逆転(!)劇はじめてのお化粧と一歩一歩、女の子を学んでいます。人と人のつながりをやわらかく紡いだジュブナイル・ストーリー。

オレが私になるまで 3 (MFC)口コミレビュー

この巻でついに佐原の目が開く…!というのはどうでもいいとして。TSものはニガテ、という人にも是非読んで欲しい、今連載中のすべての漫画でいちばん好きな作品です。男子がある日突然女子になってしまった、という出だしから、アキラという主人公を中心にティーンを心の動きを非常に丁寧に描いている漫画であります。2巻で仲直りした瑠海との関係も、「またはじめから友だちになろう」と言ったとおり、”元通り”になるわけではありません。佐原と江梨花という幼馴染それぞれの恋心であるとか、男女の性差から生ずる様々な問題を多面的に描いていきます。この巻から九十九という不良っぽい少年が登場しますが、彼の抱える心の悩みにアキラが理解を示せるのは元々男子であり、女子になってしまった苦悩とそれを受け入れていくようになる葛藤があってこそなのだと思われます。元々はそれに思慮を持たなかった男子であり、女子になったアキラは男子から女子に心も変わっていく中で、男子と女子それぞれの感覚をを外からも内からも理解が及ぶという、その性差のあいだで揺らいでいるような存在でもあります。その揺らぎのなかにあるからこそアキラは”他とは違う女の子”足り得るのであり、それが一部の男子からは魅力に見え、一方で恐らくは一部の女子からは違和感を持たれているのでしょう。その自らが作り出しているとも言える周辺の人間関係が、次第に男子としての感性を喪失するアキラ本人の悩みとして撥ねっ返ってきて、構造をより複雑にしていきます。学園ものにおいてスクールカーストと呼ばれる上下関係に頼ること無く、このすぐに切れてしまいそうなほど細い糸で紡がれたような少年少女の関係を繊細に築いていくストーリーの構造を作る作者の力量に感服します。アキラを未だに男として扱うのは母親だけですが、”母親が男として接し続けてくれること”が単に子どもの変化に理解を示さない親として描かないあたりも上手いなと思います。このような作品に出会える度に漫画を読んでいてよかったなあと心から思えるのです。そして登場人物がみんな幸せな結末を迎えてほしいと願わずにはおれないのです。

安直なタイトルですが、読み終わってただ湧き上がってきた感想が、”とうとい”です。もともと、いろんなミームで尊い、とうといは目にしてきましたが、使ったことはなかったのです。が、、、初めて腹に落ちました。この作品は、尊い。TSもの(というワードも初めてこれで知った)は全然で、たまたまTwitterで流れてきてなんやかやそちらで全話読めてしまうので、菊池との事件で引き込まれた作品でありましたが、こうして単行本で通して読むと、九十九が絡む調理実習から文化祭、クリスマス会までの中学編の青春群像劇度の素晴らしさといったらこれがもう・・・3巻にてこの作品の良さが極まってきたと思います。青春群像劇とともに・・・TS要素もとても楽しみにしています。これからも応援します!!※ちなみに、Twitterでも全部読めますが、単行本にはおまけも加筆も通して読む良さもありますんで、 Twitterで興味をもったならぜひともご購入を

性別の転換、という古典的なテーマの作品ですが、本書が類書と違う点は、地に足がついた生活・学校で描かれている点です。この点では、昔のNHKのドラマ「中学生日記」に似ているかもしれませんが、漫画という形態を活かし、キャラクターに自然に没入できます。その結果なのか、自分は数ページ読む度に、自身の中学校時代のことを何かしら、思い出すことができました。たぶん、読む人にとって、自身の過去の経験を思い出させる、鏡になるのではと思います。この本は、今は大人になって(たぶん、男女間の差について日常的に考えることが少なくなった、30歳以上)、毎日の繰り返しに少し疲れを感じている人が読むと、特に良さを感じられるのではと思います。中学生の当時(シリーズ1巻からは小学生の当時)、新しくて新鮮なことに日々遭遇していたころの思い出が、読後には蘇っているのではと思います。この本を読んで、(少なくとも)一日、とても元気になりました。良い作品を生み出してくれた作者の人に、感謝します。

男の性欲に少しだけ触れてしまったアキラが戸惑う展開が面白い。二次成長前だったから性欲なんて知らないしねぇ。そして女性陣から過保護に守られているアキラにホッコリする。そして佐原、アキラみたいな純情可憐な女の子が居たら、そしてあんな風に触れ合ってしまったら意識せずに済むはずがないよね。抱きしめてしまっても不思議じゃない。

2巻の終盤で、瑠海(るみ)と少しぎくしゃくした状態になってから、完全修復したとも言い切れず、異性となった男子との関係がメインの巻、かな。アキラのお母さんやおばあちゃん、瑠海の姉・みちるの出番が少なめで、アキラを中心に、瑠海や同級生たちとのやりとりがメインとなっていたのは、性別的に中途半端な状態になっているアキラに対する、男子・女子の考え方の違いを最優先に表現したかったのだと思う。翔馬については、まぁ、1巻~2巻を読んでいる人にとっては、察しがついていると思うけど、4巻でどういう展開になるのかは、作者の考えにお任せしたいと思う。

「高校生になるまで」の物語ですが、このまま大人になるまで見たい。上手く言葉で言い表せないですが、素晴らしい作品です。物語の主人公を好きになり、感情移入が出来きました。1巻で完結したような満足感があり、そこからの2巻3巻には魅了され続けています。

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