快楽ヒストリエ (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)

エロ漫画

快楽ヒストリエ (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)

快楽ヒストリエ (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)内容

『COMIC快楽天ビースト』の猛禽・火鳥の初単行本! 膨大な資料を読み解き、脚色のない史実のみを記した秘史短編集です。 天地創造と原初の人類を描いた「創世編」をはじめ、天下人・織田信長の死の真相を暴く「戦国編」やペルシア軍を食い止めたスパルタ兵の強さに圧倒される「古代ギリシア編」ほか、英雄たちの偉業を大真面目に考証した正真正銘の学術コミック全15編。 歴史に新たなギャグページを刻む1冊です。

快楽ヒストリエ (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)口コミレビュー

毎ページ毎ページに頭がおかしくなるような狂ったセリフが並び、読み終わった後は何か、こう、強くなった気がします。

著者は本書の中で、人類とは切っても切り離せない要素でありながら、しばしば歴史家から無視されがちな性生活が、いかに歴史をドラスティックに動かしてきたかを論証していく。歴史に新しい解釈をもたらし読者を驚愕させてくれるという意味で言えば、この本はシャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』やユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史』に匹敵する。実証史学の立場から著者の唱える説を受け入れるのは容易ではないだろうが、畢竟、歴史とは証明されるものではなく、信じられるものである。信じよう。

同人時代からずっと読んできた作家さんの初単行本ということで期待していましたが、想像以上でした。エロマンガ誌の付け合せという立ち位置のマンガとしては出色の出来だと思います。あえて他の漫画と比べるなら、一話完結の歴史異聞下ネタギャグというノリは銀魂とかに近いような気もします。とはいえ史実のもじり方の秀逸さは火鳥さんにしか出せないでしょう。個人的にイチ押しは徳川綱吉幼女説です。2巻以降の発売も信じてます。

まず、ストレートに言うと、「おバカ漫画」です。しかし、これをネタにするには大変な歴史エピソードや調べ物をしてないといけない筈。そしてその調べた知識を「エロネタギャグに全振り」というまさに「盛大な知識と努力の無駄遣い」(褒め言葉)に昇華しているところが凄いw笑いどころは非常にエロおバカ全開なのだが、そのネタの元になる史実や事柄を少しでも知っているとおバカ漫画のクスクス笑いが爆笑へと昇華する。某サーヴァントゲーム好きな人が読むと間違いなく声を出して笑うので人前では絶対読んではいけません!マジで。

値段がそこそこするのと、実用書のカテゴリではない為、購入時はしっかりとレビューを読むか、1話冒頭をなか見検索でも読んでから購入に踏み切るのが良いでしょう。実用書ではないですが、しかし、緻密な歴史認識の考察で独自の新解釈を示す本作は新たな歴史の扉を開けるものであります。そう、正しい歴史知識というのは青年淑女達の必須知識とも言えますので、論法的にも、本作はkindle版、あるいはバックに携行しておくべき必須アイテム。下記のような人には特にハマる事でしょう。・漫画日本の歴史を読んだことがあるような知識人・コンビニでエロ漫画雑誌コーナーはチラ見するレベルの淡白な人・あるいは店員が男性かどうかをチェックするレベルの常識人・たまになら¥1000以内は勢いで買ってもいいかと思える財力のある人・大晦日に何を読んでるのか…と我に帰らない精神力のある人※表題に濁点を忘れているという指摘はおそらく歴史認識の違いです。

猛獣とのスリリングな決闘あるいは駆け引きの後(巻末)に掲載されている歴史漫画の単行本です。歴史をネタに適当な下ネタ漫画を描いたのではなく、各8〜10Pのエピソードの為に膨大な歴史資料を読み解き、それを漫画として昇華させているのが判ります。全部で15話+おまけの15.5話とあとがき(各エピソードの解説)が収録されています。個人的には13話の「古代ギリシャ」編がお気に入りでせす。最高傑作だと思います。表紙1・4(カバーを外した書籍本体の表紙のこと)にも素敵なおまけ漫画があります。2巻の発売を信じています。なお、タイトルに「快楽」とあるので「なか見検索」をせずに、「成人向け実用的漫画」と認識して購入する方もいるかもしれませんが、本作品は「そっち方面の実用書」ではありません。ですが子供向けではありません。紳士の為の歴史漫画です。

快楽ヒストリエ (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)画像

-エロマンガ

快楽ヒストリエ (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)を見る

タイトルとURLをコピーしました