五等分の花嫁(11) (講談社コミックス)
五等分の花嫁(11) (講談社コミックス)内容
貧乏な生活を送る高校2年生・上杉風太郎のもとに、好条件の家庭教師アルバイトの話が舞い込む。ところが教え子はなんと同級生!! しかも五つ子だった!! 全員美少女、だけど「落第寸前」「勉強嫌い」の問題児! 風太郎は、超個性的な彼女たちを「卒業」まで導けるか──!?「落第寸前」「勉強嫌い」の美少女五つ子を、アルバイト家庭教師として「卒業」まで導くことになった風太郎。京都への修学旅行中、風太郎をめぐって五つ子たちの関係はギクシャクしかけたが、雨降って地固まり、楽しく修学旅行を締めくくることができた。そんな中、六年前の修学旅行で風太郎と出会ったのは四葉だったことが発覚し……。五つ子たちの過去物語が明かされる──!!
五等分の花嫁(11) (講談社コミックス)口コミレビュー
私の一押し二乃の風太郎とのわかりやくニヤニヤできるラブコメ話が1話あるだけで満足してしまう巻。という個人的な話はおいて、前の巻から続いて、ついに過去の真相や四葉の本当の気持ち、五つ子の過去など重要な情報が色々あかされる回。よいこの四葉が本当は精神的にかなり危ない状態にある感じで、特定の思考に取り付かれているようです。恋愛の成就とは別に、この四葉の心の「救い」も物語のキーになりそうな予感がします。思いにとらわれているという点では、過去があかされたことで五月もそういう傾向がありそうで、どうなるかがちょっと予想がつかないです。そして、過去があかされたからこれからのこととばかりに、青春エンジョイや進路の話が。夏ということで、海やプールですごす話。妹のらいはが意外に毒舌とか、風太郎がかなり五つ子のことを意識していることが伺えるエピソードになっています。またここで、他の四人ほど風太郎に好意がなく、一歩ひいているからこそ、また違う魅力を風太郎にみせる五月。五月も恋愛関係の混沌に参入してくるのか、ドキドキしてしまいます。 続いて、二乃と風太郎の二人にエピソード、一花の進路と行動についてのエピソードとなっています。なんだかんだで、風太郎を振り回している一花は関わることが多いから、恋愛競争けっこう有利そうなのが。吊り橋効果はバカにできないものがあります。次回は学園祭のエピソードということで、楽しみな回が続きます。話の本筋と関係あるかはわかりませんが、五つ子と、その養父であるマルオとの関係も気になるところです。マルオの五つ子への本心は?五つ子母とマルオの関係は?ですね。五つ子母もマルオに満更でもない好意はあったように描かれていますから、そのあたりも知りたいところです。五つ子の本当の父親も謎ですし。(私はマルオの学生時代のいっときの過ちでのできちゃった説妄想してます)
前半部では今まで内面に迫ることがほぼなかった四葉にスポットライトを彼女の屈折した(あえてそう書きましょう)道のりが明かされます姉妹の中で誰より先に「特別」を意識したからこそ、今、それを「罪」と捉えて姉妹間の滅私奉公に努める彼女しかし、その在り方が今度は想い人への思慕を断ち切らせることとなり…ままならない彼女の今後やいかに中盤は未だラブコメらしいヒロインレースの外にいながらも、所々で「おやぁ」と思わせる五月が中心ほのぼのとした彼女メインのエピソードにも、仄かに彼女の危うさを感じさせます五姉妹はそのままで特別なんだと説く母、零奈の想いとは裏腹に、決して能うことのない役割を自らに課すその姿には、どうにも四葉と同じ、或いはそれ以上の闇を感じてなりませんそして終盤、一花のアレコレに決着がついたように見えますが、最後の表情を窺うにこれは…?女優業にのめり込みつつも勉学にも励むという結末は、ありきたりな様でいて彼女の進展を前向きに感じることができてグッド本巻の後味を爽やかなものにもしてくれていますでは残りの二人はどうかと言えば、二乃はたった一話の主役回で彼女の個性をこれ以上なく「らしい」形で披露していますし(これまでにない素直な笑顔は彼女の成長の証し)、随一の姉妹愛も要所の描写でわかる通り健在三玖も三玖で、前回の修学旅行編でメインだった分おとなしめな活躍ではありましたが、ふっきれた表情と立ち振る舞いで一段と輝いていますこの様に、五人全員の魅力がギュッと詰まった一冊、それが11巻なのです修学旅行編から文化祭編へ、中休みの様な巻でもありますが、緩い雰囲気と今後の波乱を匂わせる伏線の積み重ねが綯い交ぜになって光る構成に、舌を巻いた次第それとフータロー、彼が一番変わりつつありますね個人的には、それが何より微笑ましいです
前半は明かされる四葉の過去、そして五つ子の母親とのやりとり。四葉は何故仮面をかぶり続けるようになってしまったのか。物語の伏線が収束する90話は圧倒的な力でこちらの感情を揺さぶって来る。切なさ乱れ射ちの四葉モノローグが今までのシーンと共に心を射抜いて来る。1巻から読み返すと本当にヤバイ。個人的に武田と風太郎との会話は気になった。風太郎が変わった原因、それは何で誰だったのか。五つ子という全なのか個なのか。そしてプール回、二乃回を挟んで最後に一花。お姉ちゃんはまだまだあきらめていない。小悪魔モード全開で今後も暴れてくれそうな予感がする。花嫁は誰なのか、まだまだその答えは分からない。
四葉視点で書かれた今巻、風太郎との出会いのシーンも書かれていて、そこから今までの出来事…いままで四葉がメインに来てなかったのでかなり集中しての四葉巻ブランコの複数回シーンが本当に印象的で切ないね中盤は五月メイン五月の崩れたデフォルメ表情が可愛すぎます後半は一花メイン、色々物議をかました一花ですが今回は…しかし、色々と伏線とか物語に関するシーンがつまっていて気になる内容なのですが5キャラ+主人公、妹等々 メインストーリーに関係ないお気楽極楽な 外伝が読みたいです。ホント、小さいキャラ絵がホントにかわいらしいデフォルメSDまではいかない、ちょっと離れた感じでの画数少なめなキャラ絵が可愛い。
正直これからまとまりがつかなくなりそうな雰囲気な巻でした。5つ子同士が恋のライバルなのにあまり緊迫感がありません。風太郎自身に好かれてるという自覚があるにもかかわらずこの流れこれからみんなが風太郎を本当に好きなってしまったらド○カノみたいにダラダラと長くなっていってしまうような気がします。正直5つ子達の中もよく風太郎との関係もみんないい感じなので誰ともくっつかずただ五つ子5人に好かれるというハーレムな内容の漫画でもよかった気がします。まあ、最初に花嫁が出てるのでそこは絶対無理な点だとは思いますが…最後は一夫多妻制などで終わるんじゃなかろーか…
おっちょこちょいで愛くるしい末っ子キャラ。本人的にはしっかり者の母親代わり。そんな五月ちゃんの表紙の表情に「お腹がすいているのかな?」と思ってしまう巻。今巻も使命感に燃え頑張ってます。四葉のこれまでが明かされ、彼女の挫折と人格が形成されるまでが語られる前半が見所。いつもニコニコしている彼女ですが、心の中ではふさぎ込んだままなのが丁寧に描写されるのが悲しい。人から認められる自分になるために突っ走って失敗。一方的に対抗心を燃やしていた姉妹に優しく手を差し伸べられ心が折れるのが共感出来て辛い場面ですね。その後の主人公に負い目、引け目を感じるのも期待に応えられなかった(と本人は思っている)とまた自己評価が下がる苦しみもリアル。諦めきれない恋心を抱えつつ自罰意識を抱えてブランコをこぐ姿がやるせない名シーンでした。