ボーイミーツマリア (Canna Comics)

ボーイミーツマリア (Canna Comics)

ボーイミーツマリア (Canna Comics)内容

演劇部のマドンナ。彼女は、男でした――。おちこぼれ部員×部一の実力派美女(?)卓越した画力で描く、Cannaが放つスーパールーキー!

ボーイミーツマリア (Canna Comics)口コミレビュー

ためし読みをして、画力がめちゃくちゃ高く、キャラの立てかたが非常に分かりやすく上手で、さらに表紙の色合いに惹かれ購入。そして最後まで読み、私は一言言いたい。皆、早くこの本買って。まじで。この本は、予想していた単純な男子高校生BLでは全然ない。いい意味で裏切られた。自分の容姿と周囲の目に振り回される有馬、表面だけしか見ず中身は空っぽの大河、正反対の二人が織り成す青春は、苦々しくどこか儚げだ。複雑な家庭事情によってトラウマを抱えた二人が、演劇を通して衝突し、粉々になりながらも本当の自分を探す胸アツ成長ストーリー。この本の最大の焦点が、有馬の性別だ。マリアなのか、有馬なのか、この問題に苦悩するのは主人公大河よりも、周囲の人間たちだ。演劇部員、顧問、クラスメイト、彼らは一般的常識という抑圧を有馬と大河に押し付ける。有馬は、この重圧に耐えかねる自分を女々しい、と卑下をする。一方大河は、表面しか見てこなかった自分と向き合い、そして有馬と向き合うことで、物事の本質を誰よりも早く見いだした。潰されそうになりながらも必死で足掻く有馬に歩みよる大河の心根の優しさに解され、有馬は救われていく。ヒーローを求めあった有馬と大河は、互いが互いのヒーローだったことに気づき、惹かれていく。有馬は大河の正義感に惚れ、大河は芯の通ったカッコ良さを持つ有馬に惚れた。真の友情で結ばれたカップル二人の幸せをただ、私は願っている。欲をいえばもっと続き読みたい。尊い。この作品を生み出してくれてありがとうございます。

――― 僕もお前も、スポットライトを浴びちゃいけない理由はないよな ―――読み始めは単細胞な大河のいかにも軽いキャラだったので、こんなにシリアスだなんて思わなかったです。もちろん全編を通して笑ってしまうシーンもたくさんあったのですが、高校で知り合ったふたりが演劇を通して時間を共有して、それぞれの重い過去と自分自身に向き合ってゆく心情が読みやすいのにきちんとまとめられていて印象深かったです。福丸とテツという良い友達も面白くてそして読んでいるこちらもすごく心強くなる、そんな存在でした。巻末には初めてデートをするふたり・・・と友人の姿が。ふたりらしくて楽しかったです。以下、とても重要な部分のネタバレをします。小さい頃に見たTVのヒーローに憧れた大河は日本一ビックな俳優を目指して高校で演劇部に入ることに。そこでダンスを踊る有馬(あだ名はマリア)に一目惚れをして告白するも彼女は男で―――。両親の不仲で表面だけを見て分かったふりをしていた方が楽だと悟った後に母親を亡くした大河。元女優だった母親に女の子として異常な愛を向けられた挙句、慕っていた大人の男にレイプされた過去を持つ有馬。心の性別がまっぷたつに割れてしまっていて不思議と憧れてしまっていた大河に弱いところを見せたくはなかった有馬ですが、少しずつ成長する彼に人は変われるということを気づかされます。そして迎えた新入生公演の本番。最後は大河らしいものでしたが、それがかえってほっと一息つけました。実は大河が母を亡くした時に居てくれなかった父親がその時に有馬が襲われていたのを助けてくれた男だったことも明かされてなんとも言えない想いがこみ上げました。

久々に「いいもの見つけちゃったよー」と騒いで周りの人たちにドン引きされました!考えさせられ、読後笑顔になれる作品。しっかりした画力と話しの構成、高校生たちの会話のセリフも軽妙でいい!主人公の一人、大河が最初はウザい程ヒーローっぽかったのが、もう一人の主人公優の孤高の美しさが、だんだんと鎧を脱ぐように剥がれてゆき人間らしい二人になって行くにつれどんどんこちらも引き込まれて行きました。エロシーンはほとんど無くて甘いラブラブしたところも余りありませんが、充分満足出来ます。っていうかBLってジャンルにくくらなくてもいいんじゃないか?これでルーキーとか本当か?今年の私のTOP10の上位に入る名作です。後日話なんか読みたいなぁ。

色んなサイトや口コミなどで評価が高かったので購入してみました。絵は確かにお上手でした。読みやすかったです。でも、優の体験した「悲惨な事件のトラウマ」を丁寧に描ききれてないように思えました。大河は能天気だし、そのお父さんが助けてくれた場面にもいくつかの矛盾を感じました。普通は速攻救急車呼ぶでしょ?悠長に花渡して話してる場合なの?言動が淡々としていてシラけました。優も恐がらず大人の男と話しできるの? ついさっきまで大人の男(先生)にエグい事されたばっかなのに・・・? そんな急に安心できるの? 気絶レベルの重傷なのに。いくら架空話だからといっても矛盾してませんか?レ●●描写は血まみれでリアルなのに、それに伴う言動や内容がドン引きです。性急かつ、すっ飛ばしすぎ。人物の心の成長と恋愛心理を描くのなら、どっちか1つに重点をおいてほしかったです。混ぜすぎ中途半端。BLは恋愛過程も醍醐味で大事ですが、両思いになってからの方が本番だから面白くなるものだと思います。その後の2人を沢山描いていたら、もう少し内容としては良かったのに。ホント残念です。この作品は攻め受けが不明だし、本当の意味で優のトラウマが払拭されたのか疑問だけが残りました。

作者の訃報で存在を知りました。性的オリエンテーションが上手くいかない少年が、いずれの姿をも見るたびより惹かれていくヒーローになりたい少年と出会って惹かれ合う話。最初に大失敗をやらかすも、そこから後の迷い悩み傷付き救われる物語は圧巻でした。周囲の人々の目線にも救われる話でした。大変良かったです。もっともっと長く読みたい作者でした。ご冥福をお祈りします。

キャラクター性★★★★☆物語性★★★★★画力★★★★★【キーワード】同性愛に対するリアルな心理描写、複雑な過去持ちカップル、高校生、味のあるモブ、心体性別の不一致おちこぼれ部員(表紙右)×部一の実力派美女(表紙左)ってことですが、正直本編では逆に見えます。そのため私のレビューでは表紙左が攻め、表紙右が受けのつもりで記載させていただきます。高校演劇がテーマです。えっちな要素はほぼありません。以下ネタバレです。・・・・幼い頃からタイ〇ーマスクのようなヒーローに憧れていた主人公、大河(たいが)。お馬鹿な落ちこぼれの世間知らずですが、案外複雑な過去を背負っています。大河は演劇部が有名な高校に入学し、ヒーロー的俳優を夢見て早速入部。そこで大河は、演劇部の中でも同じ新入生ながら演技に対して天賦の才能を持った有馬に出会います。この時、有馬は役のために女装をしていた(これにもまた複雑な過去があり)のですが、大河は有馬を女だと思い込み、あっさり一目惚れ。有馬に対して猛アタックを続ける大河はある日、遂に有馬の地雷を踏んでしまい、「お前は表面しか見ることの出来ない薄っぺらい人間だ」と激怒されてしまいます。有馬を傷つけ、ヒーローから遠のく自分をひどく後悔した大河はこの日を境に演技力を鍛え、物事と向き合おうと改心します。「ホモ」という言葉すら知らなかった大河は、その純粋さ故に有馬に対する恋心や有馬の悩みを全くおかしなこととは思わず、有馬もそんな大河の成長と素直さに徐々に惹かれていきます。トラウマ持ち同士、有馬と大河がお互いに憧れを持ちながらも交差する関係性が非常に高校生らしくて良かったです。また、大河の父親や友達などモブキャラもいい味を出しており、有馬や大河を理解しないクラスメイト(嫌悪ではなく)の描写がとてもリアルです。きちんとハッピーエンドですが、「その後の彼ら」が気になって仕方ありません。関係性萌えや同性愛に対するリアルな描写が好きな方にはオススメの1冊です。爽快な終わり方ですが、是か非でも続編が欲しくなる名作です。2019年上半期、最も面白い1冊でした。

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