諸星大二郎劇場 第3集 美少女を食べる (ビッグコミックススペシャル)

諸星大二郎劇場 第3集 美少女を食べる (ビッグコミックススペシャル)

諸星大二郎劇場 第3集 美少女を食べる (ビッグコミックススペシャル)内容

奇奇怪怪な世界へと誘う、至高の短編集。 秘かに開催されている、『悪趣味クラブ』。悪趣味の限りを語り合う禁断の会合で、今宵俎上に上がったのは“とある美少女”。世にもおぞましい悪食晩餐会が、今はじまる―――――鬼才・諸星大二郎が描く、全てコミックス初収録の奇怪譚のオムニバス。パンドラの箱を開けた時、あなたはきっと、まだ見ぬ不思議に遭遇する。 【編集担当からのおすすめ情報】 第47回日本漫画家協会賞 コミック部門大賞受賞作!!『ビッグコミック増刊号』にて好評連載中の「諸星大二郎劇場」で掲載された傑作読み切りからなる短編集です!!その“全て”がコミックス初収録作品・・・・・・必携必読です!!【収録作品】鳥の宿月童星童美少女を食べるアームレスタイム・マシンとぼく俺が増える全7編

諸星大二郎劇場 第3集 美少女を食べる (ビッグコミックススペシャル)口コミレビュー

BLファンについての感想が聞きたいという意見を見たので腐女子の観点から「月童」と「星童」の感想を述べたいと思います。(※腐女子の偏った意見など見たくないという方はご注意ください)(※ネタバレ含みます)中国のお金持ちが買った奇妙な奉公人の少年には瓜二つの人形がオマケで付いてきて、少年にはある秘密が…というのが話の筋なのですが、この少年が実は「淫魔」であり、この淫魔(インキュバス)モノというのはBL界隈ではよく使われるシチュエーションのひとつです。ですが普通の淫魔モノとは違い「人形」というギミックが他の淫魔モノとは一線を画す作品になっており、また、人形と少年がタッグを組んでお金持ちの主人とその息子を虜にして精気を吸い取るという王道の展開が良いです。真面目な好青年だった息子が少年(人形)との情事に耽り、少年(人形)に溺れていく様がなんとも言えません。耽美で妖しく美しいです。ゆっくりと全てが崩壊していく…メリーバッドエンドですね。そういうのが好きな腐女子は一多数います。ただ1つ気になったのが、財も若さも吸い取られて廃人になった主人公などもう用済みの筈なのに、少年(人形)は主人公の元を離れませんでした。単に精を吸うインキュバスならばさっさと主人公を殺すか立ち去るがすればいいのに、変わらず主人公に仕えてる意味は…?愛なのでしょうかそれとも気味悪さを残す為のただの演出なのでしょうかこういう妄想の余地がある作品はたまりませんね〜少年と人形の意思が最後まで読めない(はっきり描いていない)のがこの作品のメリーバッドエンドを更に加速させている気がします。内容もボリュームがあって面白かったです!もちろん他のお話も大変良かったのですが…そちらは他の方がとても為になるレビューをされてますので割愛します。

新刊読了。他のレビューにはマンネリっつう厳しい意見もあるかも知れんけど、イタリア語の「マニエリスム(=様式美)」とはつまるところ英語のマンネリズムの事なんである。要は、もはや諸星の作家性は様式美の域にまで確立・固定されたのであり、その様式美を微笑ましく眺めることができない者は去るべしという時節に突入したと見ねばなるまいかと。この辺の事情は、晩年のジョルジオ・デ・キリコの画業姿勢に対する澁澤龍彥の批評を是非読んでいただきたいwだいたいこういうテーマをこういうスタイルで扱える創作家が日本に…いやさ世界に何人現存するっつうのか?多少見飽きたくらいでピーピーさえずってはいけませんw以下書評2作品だけ。「俺が増える」己れのドッペルゲンゲルを見た者は近々おっ死ぬというドイツの都市伝説をテーマに据え、カフカ的不条理ドラマに仕立てた作品。コレかなり面白いと思うんだけどなあ。SF作品の一大テーマであるクローン技術が引き起こす「エイリアス問題」っつう深刻なアイデンティティ危機に、中南米人のグータラでテキトーなノリが合わさるとここまでカオスな状況になるっつうホラーというよりコメディとしてみるべき作品かと思う。「月童/星童」この作品の白眉とも言える「星童のこの淫らな顔を見たかった」ってくだり、これは偶像破壊の歓喜だよねw 澁澤流に言えば「瀆聖の快」という奴である。こういった倒錯の愛の形をかなり濃い原液のまま提示できるのは諸星がまだ枯れてない証拠で大変喜ばしい。あと、ラストの家運むなしく没落し、皺深く老いて阿片に溺れる主人公と、変わらず若々しいままの月童・星童との対比を見て ああ、これは東洋版の『ヴェニスに死す』だなと思った。ついでに、このラストページの構成はつげ義春の「李さん一家」オチのヴァリアントである。この李さん一家オチを最近の諸星は何回か使ってるから過去作品で探してみるといい暇潰しになるよw(※別件だが、初っぱなの〈つかみ〉の部分は有名なカミュの『異邦人』のスタイルを諸星は多用する。いきなり「今日、ママンが死んだ」で始まるセンセーショナルなアレねwオリオンラジオに収録されてる「朝日のあたる家」とかモロでしょw)(追加)再読してみて更に気づいた点が出てきたので追加しちゃうw『星童』のラスト、陋屋で閑居しつつも愛する者が傍らにいるって展開は『巨人譚』に収録されてる「星山記」のラストに似てると思いませんかね? これは以下のような解釈も可能かと自分は思いましたよw 《真に愛すべき者が側にいるならそれで充分じゃないか、あとは饕餮じみたデカ過ぎな欲はかかず、ほどほどに生きるのが実のところ幸福な人生の秘訣ではないか》って諸星からの提案(または諦観)のような気がしないでもないワケさw もしかしたらあのラストは我々が思うほど悲劇的ではないのかもw傍らに人形を侍らせつつ傲然と胸を逸らせて老境を生きるってのは、なんとなく澁澤っぽくもあるよねw

 諸星大二良さん、久しぶりの作品集です。 最近、雑誌に掲載される作品が、あまり見かけないと思っていたら、 本作品はビッグコミック 増刊号」に掲載されていたのですね。 「鳥の宿」を含む7作品が収録されていますが、 「月童」「星童」は、連作の中編と考えられます。  各作品の主題、考え方は、諸星さんが解題でヒントを与えてくれています。  「鳥の宿」は、舌切り雀を下敷きにして書かれています。 「月童」「星童」は、諸星さんお得意の中国モノですが、一種の人形怪談とも読めます。 タイトルにもなっている「美少女を食べる」は、スナッフ・コミックといえる内容ですが、 本当か否か、最後はリドル・ストーリー仕立てになっています。 「タイム・マシンとぼく」は、パラレル・ワールドものという事になるのかな? また、このエンディングでは、続編が期待できそうです。

見てはいけない、触れてはいけないような禍々しい美しさ、怪しさ、うさん臭さ、ずれた感覚、奇妙な違和感、淫靡な眼差し、欲望と暴力と、人として当たり前の暖かい思いとが交錯する。何とも言えぬ不安、忍び寄る影、自分でも制御しきれない力、予期せぬ展開、結末、奈落に落ちる、或いは浮遊する、手応えの無い宙を彷徨う感覚、どの作品も気持ちよく明るくではなく、やり切れないような、もしくは自分には抗いようもないどうしようもない世界との接点に立ち尽くす無力感を持って描かれる。諸星大二郎ワールドを堪能した。

諸星大二郎劇場第三作である。デビュー以来四十年以上もハイクオリティな作品を途切れなく発表している。こんな漫画家は諸星さんと星野伸之くらいではないだろうか。表紙がえろくて嬉しい。元ネタのポスターは若いころ見たことがある。表題作は面白いけど、ちょっとずるい。ちゃんとオチつけてくださいよ。『鳥の宿』元ネタが「すずめのお宿」と聞いてびっくり。ダークで官能的だ。『月童』『星童』は得意の中国時代劇で、作者には珍しい男色風味が加わる。科挙を受験する主人公の葛藤にシンクロして楽しめた。少女型人形なら、もっと良かった。『アームレス』はAI搭載アンドロイドの話だ。結末に感動した。一番好き。『タイム・マシンとぼく』『俺が増える』は藤子F先生を思わせる「すこし・ふしぎ」話だが、作風が異なるとこんなに味わいが変わるのかと感心した。何作読んでも飽きないし、面白い。私が生きてる間はずっと描き続けてください。

ワールド全開で楽しめました。一気読みしました。タイトルがちょっと人目を憚りますが、作者の意図でしょうから仕方ないですよね(笑)某公共放送で創作風景を取材されていたようですね。ところで、この劇場シリーズの第一集はキンドル化されないのかな~されてほしいなー

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